ヤクルト・成瀬善久投手（３２）が１１日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１億２４００万円減の年俸２０００万円でサインした。

　「クビにされてもおかしくない。（来季は）やるしかない」

　戦力外を何とか免れて、会見では悲壮な顔つきだった。今季１２試合で０勝１敗、防御率５・４０。減額制限（１億円超は４０％）を超える８６％の減俸を受け入れた。

　ＦＡ権を行使して２０１５年にヤクルト入団以来、わずか６勝と期待に応えられていない。このオフは、６年間通っていたジムでのトレーニングをやめ、１人で練習を行うと明かした。
「環境を変えるのも（打開策の）１つ。自分自身でやる難しさもある」と孤独なトレーニングで、自らを追い込む。

　節目の通算１００勝まであと４勝。「１００勝は通過点。序盤で達成してローテーションを守り、２桁勝利を挙げたい」と奇跡の復活を誓った。　（横山尚杜）
http://www.sanspo.com/baseball/news/20171212/swa17121205030002-n1.html